今日は、12月31日。そう、大晦日の夜。



─八神家─

太一「はぁ〜食った食った!」
ヒカリ「もぉ、お兄ちゃんもアグモンもおそば食べすぎよ。明日おせちはいらなくなっても知らないよ?」
太一「それとこれとは別だろ〜?なぁアグモン!」
アグモン「ねぇー太一!」
テイルモン「あっきれた・・・」
ヒカリ「ねぇ、お兄ちゃん。食べたら眠くならない?」
太一「そうか?でも紅白見なきゃだし・・・」
ヒカリ「あたしがビデオ録るからいいじゃない、ねっ?」
太一「そうだなぁ・・・。」

太一は、ヒカリに促されるままに寝てしまった。
ヒカリは、太一を起こさないようにそっとリビングに戻った。

母「太一寝たの?約束の時間は大丈夫?」
ヒカリ「うんっ。お兄ちゃんが起きたら、適当にコンビ二に行ったとかいっといてね!」
母「太一もいいかげん妹離れしなきゃねぇ。」
ヒカリ「ほんとに、困っちゃう。もう中学生なんだから。じゃあ、行ってくるね。」
母「初詣が終わったら、ちゃんとまっすぐ帰ってくるのよ?」
ヒカリ「はぁいっ。いってきまーすっ!」

ヒカリは元気に家を飛び出した。あんまりにもわくわくしていたので、つい大声を出してしまった。
その声で、太一は目が覚めてしまったようだった。

太一「母さん?今ドアの音したけど・・・」
母「あ・・・それは、えっと・・・」
太一「あ、そういやヒカリは?」
母「ヒカリは・・・えっと・・・初詣に・・・」
太一「タケルだな!!!???あいつ〜〜〜ッッッ!!!」






─高石家─
タケル「お兄ちゃん、こうして4人で過ごせるなんて、僕思わなかったなぁ。」
ヤマト「そうだなー、でも俺はもうすぐ空と出かけるけど。
タケル「あっ、僕もだよ!」
ヤマト「ヒカリちゃんとかぁ?中学生の癖に、生意気なことしやがってぇぇ!」

ヤマトはそう言って、タケルにプロレス技をかけてきた。

父「なんだ、二人ともデートなのか?」
タケル「うん、だから父さんと母さん今夜は2人っきりだよ?」
母「こら、タケルっ///」
パタモン「ねーねータケルぅ。僕も留守番?」
タケル「ごめんね、パタモン。今日はもう寝なよ。じゃあ、いってくるね。」
ヤマト「いってきまーす」
タケル「待って、お兄ちゃん!僕もいく!いってきま〜すっ」







タケル「ごめん、待った?あけましておめでとう!」
ヒカリ「まだ11時58分だから、明けてないよ?」
タケル「ほんとだ。じゃあ、ちょうど神社に着く頃12:00になるかな?じゃあ・・いこうか?」
ヒカリ「・・うんっ」


二人はこうして、一緒に年明けを迎えることができました。めでたしめでたし。







1月1日。

─八神家─

太一「ヒカリ〜ッ昨日の夜はタケルとどこいってたんだよ!?」
ヒカリ「ぇえ?なんのこと??」
太一「タケルと初詣に行ったってことは、わかってんだぞっ」
ヒカリ「(ばれてる・・・)・・・・・・・・・・・。」
母「もういいじゃない、太一、ね?」
ヒカリ「もう、うるさいなぁ。いいじゃない、あたしもう中学生なんだから。
    あたしが何時にどこに行こうとお兄ちゃんには関係ないでしょ!」
太一「えっ、ヒカリ・・・」






          
◆終◆
















大晦日&お正月ものUP♪
シスコンな太一すきです↑↑まだまだ完成度の低い文章ですが・・・。